お酒の席の成功はビジネスの成功に通じる?「乾杯」の英語をマスターしよう〜オフィスの外のビジネス英語2
みなさんこんにちは。
さくらラーニングラボラトリ代表/講師の上田怜奈です。
だんだんと蒸し暑くなってきましたね。
まだ梅雨の只中ですが、明けたらビアガーデンが楽しい季節がやってきます。
ということで、本日は
「オフィスの外のビジネス英語」第二話、「乾杯」をお届けします。
第一話 スモールトークはお天気が変わる前に。ビジネス英語に自信がなくても会話が弾む「お天気」の英語表現をマスターしよう
「乾杯」は英語で「トースト」?
まず、英語では「乾杯」という行為のことを”toast”といいます。食べるパンの方の”toast”と同音異義語になります。
実はこの”toast”(乾杯すること)も、元々はパンの方のtoastから来たと言われています。
英国の古くからの習慣で、ワインが今のような品質を保つことが難しかった時代、その酸味を和らげるのに、焦げたトーストのかけらを飲む前のワインに入れたことが始まりのようです。
シェイクスピアの喜劇「The Merry Wives of Windsor」の中にも、トーストのかけらを入れたワインを頼むシーンが出てきます。
英語の語源はとても興味深いですね。
それでは、乾杯に関する、英語のフレーズのご紹介に移りましょう。
乾杯の英語フレーズ
基本的に、友人や同僚とビアガーデンなどの気軽なシチュエーションの場合、
Cheers! 乾杯!
が最もよく使われるフレーズかと言えますが、他にも、
Bottoms up! 乾杯!
というフレーズも有名です。底を上げる、つまり一気に飲み干そう、というようなイメージになります。よりカジュアルな感じ。
職場の同僚との飲みなど、カジュアルなシーンでの自分が体験した乾杯を思い浮かべてみると、その場にいる人の国籍に合わせて、違う言語で乾杯の言葉を言うなんてことも多くあり、お洒落だな、と思いました。
例えば、アイスランド(他デンマーク、スウェーデンなど)では乾杯!は
Skal! スコール
フランスでは
Santé !
など。
参考:世界の乾杯
その他、
Here’s to your health! 健康に(を祝して)乾杯!
もよく使います。“here’s to” を“to”ということもあります。
To our new contract! 新しい契約に乾杯!
など。
いずれの場合も、toの後に、人名や祝う事柄などを述べます。
そして実際に乾杯をする前に、
乾杯に移る旨、伝える表現はこちら。
Let’s make a toast. 乾杯しましょう。
Shall we make a toast?それでは乾杯をしましょう。
少しフォーマルな席での乾杯の場合は、この乾杯に移る表現の前に、ショートスピーチをします。その際によく使われる表現はこちら。
Let’s make a toast. 乾杯しましょう。
It is a pleasure to be here with you.皆様とこの場に同席できて喜ばしく思います。
It is an honor to be here with you.皆様とこの場に同席できて喜ばしく思います。
ステキな乾杯シーンを動画でチェック
乾杯の前のショートスピーチの雰囲気を知りたい方は、ぜひ以下の動画を参考にしてください。
若かりし日のヒュー・グラントがいい味を出しています。
結婚パーティでの乾杯の前のスピーチ。
ただ、ここではコメディということで、かなり失言をしていて、かつ話も結構長いので、あくまで雰囲気のご参考までに(笑)。
“The adorable couple!” 素敵な(愛らしい)ご夫婦に乾杯!
最後に、乾杯についてこれまで最も多く一般の方から質問されたフレーズの訳を。
君の瞳に乾杯!(名画、カサブランカの有名なフレーズ)は
“Here’s looking at you, kid.”です。
ただし、使用した後の結果(例えばガールフレンドと音信不通になってしまうなど‥)については当方では一切責任を取れませんので、ご了承ください(笑)。
それではまた!
See you next time!