お酒の席の成功はビジネスの成功に通じる?「乾杯」の英語をマスターしよう〜オフィスの外のビジネス英語2

お酒の席の成功はビジネスの成功に通じる?「乾杯」の英語をマスターしよう〜オフィスの外のビジネス英語2
6月 29, 2017 上田 怜奈
Business

お酒の席の成功はビジネスの成功に通じる?「乾杯」の英語をマスターしよう〜オフィスの外のビジネス英語2

みなさんこんにちは。
さくらラーニングラボラトリ代表/講師の上田怜奈です。

だんだんと蒸し暑くなってきましたね。
まだ梅雨の只中ですが、明けたらビアガーデンが楽しい季節がやってきます。

ということで、本日は

「オフィスの外のビジネス英語」第二話、「乾杯」をお届けします。

第一話 スモールトークはお天気が変わる前に。ビジネス英語に自信がなくても会話が弾む「お天気」の英語表現をマスターしよう 

「乾杯」は英語で「トースト」?

まず、英語では「乾杯」という行為のことを”toast”といいます。食べるパンの方の”toast”と同音異義語になります。

実はこの”toast”(乾杯すること)も、元々はパンの方のtoastから来たと言われています。

英国の古くからの習慣で、ワインが今のような品質を保つことが難しかった時代、その酸味を和らげるのに、焦げたトーストのかけらを飲む前のワインに入れたことが始まりのようです。
シェイクスピアの喜劇「The Merry Wives of Windsor」の中にも、トーストのかけらを入れたワインを頼むシーンが出てきます。

英語の語源はとても興味深いですね。

>>英語の語源をイッキ読みするオススメの本:アダムのリンゴ

それでは、乾杯に関する、英語のフレーズのご紹介に移りましょう。

乾杯の英語フレーズ

基本的に、友人や同僚とビアガーデンなどの気軽なシチュエーションの場合、
Cheers! 乾杯!

が最もよく使われるフレーズかと言えますが、他にも、
Bottoms up! 乾杯!

というフレーズも有名です。底を上げる、つまり一気に飲み干そう、というようなイメージになります。よりカジュアルな感じ。

職場の同僚との飲みなど、カジュアルなシーンでの自分が体験した乾杯を思い浮かべてみると、その場にいる人の国籍に合わせて、違う言語で乾杯の言葉を言うなんてことも多くあり、お洒落だな、と思いました。

例えば、アイスランド(他デンマーク、スウェーデンなど)では乾杯!は
Skal! スコール

フランスでは
Santé !
など。

参考:世界の乾杯

その他、
Here’s to your health!  健康に(を祝して)乾杯!

もよく使います。“here’s to” を“to”ということもあります。
To our new contract! 新しい契約に乾杯!

など。
いずれの場合も、toの後に、人名や祝う事柄などを述べます。

そして実際に乾杯をする前に、
乾杯に移る旨、伝える表現はこちら。
Let’s make a toast.  乾杯しましょう。
Shall we make a toast?それでは乾杯をしましょう。

少しフォーマルな席での乾杯の場合は、この乾杯に移る表現の前に、ショートスピーチをします。その際によく使われる表現はこちら。
Let’s make a toast.  乾杯しましょう。

It is a pleasure to be here with you.皆様とこの場に同席できて喜ばしく思います。

It is an honor to be here with you.皆様とこの場に同席できて喜ばしく思います。

ステキな乾杯シーンを動画でチェック

乾杯の前のショートスピーチの雰囲気を知りたい方は、ぜひ以下の動画を参考にしてください。

若かりし日のヒュー・グラントがいい味を出しています。
結婚パーティでの乾杯の前のスピーチ。

ただ、ここではコメディということで、かなり失言をしていて、かつ話も結構長いので、あくまで雰囲気のご参考までに(笑)。

“The adorable couple!” 素敵な(愛らしい)ご夫婦に乾杯!

最後に、乾杯についてこれまで最も多く一般の方から質問されたフレーズの訳を。

君の瞳に乾杯!(名画、カサブランカの有名なフレーズ)は

“Here’s looking at you, kid.”です。

ただし、使用した後の結果(例えばガールフレンドと音信不通になってしまうなど‥)については当方では一切責任を取れませんので、ご了承ください(笑)。

それではまた!
See you next time!