マークシートで話せるようになる (笑)!?【安コーチ英語道場】
だれにでもできる!スピーキング入門:安コーチ英語道場
英語の勉強は鬼コーチ安コーチにまかせてください!今回は、スピーキングテストについてお話しします。
なんでもそうですが、トレーニングの成果を実感することは、達成感ややる気につながります。その非常に有効な手段の1つが「スピーキングテスト」です。英語の4技能を重視する最近の傾向もあり、今ではさまざまなタイプのスピーキングテストを受けることができるようになりました。
スピーキングテストをおススメする理由
みなさんは、英語が読めるようになりたいですか? 書けるようになりたいですか? 聴けるようになりたいですか? 話せるようになりたいですか?「全部できるようになりたい!」という欲張りな人は、4技能試験を目標に、勉強に励むといいでしょう。
「読んだり聞いたりできるようになりたい」という人は、リスニングとリーディングの2技能試験に向けた勉強をして、スコアを上げていけば、当然リスニングとリーディングはできるようになります。同様に、ライティングテスト対策の勉強をして、スコアを上げていけば、当然英文を書くスキルはアップします。
このように、英語学習の目標を作る際、もしくは資格試験をみなさんの学習の効果測定に使う場合は、必ずこの4領域に分けて考えなければなりません。そして、おそらく多くのみなさんは、「話すこと」にいちばん興味があるでしょう。
達成感とやる気に効果てきめん!
そのような人は、「スピーキングテスト」目標に、勉強・訓練をすることを強く強く、おすすめします!(スピーキングができるようになりたいのに、他の領域のテストを目標にするというのは、あり得ない話ですね(笑)それは、ダイエットしている人が血圧しか測らないのと同じですね!)。
それではなぜ私がみなさんに、スピーキングテストを目標に学習することを強くおすすめするのか?について説明しましょう。
体重計に乗らないダイエット!?
みなさんには、こんな経験はありませんか?「スカイプ英会話や英会話学校に通っているのだけど、毎回レッスンが、[自己紹介][住んでいるところ][食べたもの][週末の予定]などのネタが延々と繰り返されるばかり。とりあえず3カ月続けているんだけど、果たしてどれくらい力がついたのかわからず、マークシート式のテストを受けてみたものの、どれぐらい話せるようになったのかは、全然わからなくて…なんかむなしい…」
これは言ってみれば、「体重計に乗らないダイエット」をやっているのと同じことなのです! 自分の体重の確認・管理を行わないまま、なんとなくダイエット的なことをやってはみたものの、結局成功はしない…という、多くの人が経験する、「ダイエット挫折した!」状態になってしまっているのです。しかし、スピーキングテストを目標にすれば、そのような、無為に続ける英会話学習が一変します!
なぜかというと、例えば「今回は、この写真を見て、そこに映っている事物を英語で描写しましょう」というタスクをこなすことによって、実生活で直面するさまざまな課題を、英語で解決しなくてはならないというシチュエーションを疑似体験できるのです。
また、世の中にあるさまざまなテーマについて、英語で論理的にスピーチするタスクも同様に、実際に英語圏に住んで生活する際に必ず直面する様々な課題が設問になっているのです。また、スピーキングテストは口頭で答えなくては得点できないテストですから、実際に「話す力」を直接測定できるのです。
つまりあなたの英語を話す力が採点されることで可視化され、数値目標として設定することができるのです。これはすなわち、次へのやる気、モチベーションにつながります!「続けること」が重要な英語の学習において、これは大きなポイントです。
スピーキングテスト もうちょっといい話
もうひとついいのは、スピーキングテストでは、世界にあるさまざまなトピックについて質問がされますから、テストの質問自体が、英会話のネタになるのです。例えば手持ちの写真や地図などをスカイプ英会話の先生に事前に送っておいてからレッスンに取り組めば、毎回のレッスンがムダ打ちにならず、レッスン個別の目標を設定&クリアすることができます。
これを続ける中で、中長期的な目標もしっかり設定して学習を続けていけば、無駄なくスピーキングの力を高めることができます。しかも、そうやってスピーキングテストをターゲットにしてトレーニングを積むことで高めた「英語を話す力」は、実生活やビジネスシーンでそのまま使うことができますので、スピーキングテストを活用した英語学習は、いいことずくめなのです!
※上記の内容は、Jリサーチ出版から発売されている「ゼロからスタート英語で話すトレーニングブック」(ディビッド・セイン、安河内哲也著)に収録されたコラムです。本の中では、トレーニングのメニューが豊富に準備されています。ぜひ、この本で練習してみてくださいね。
E-CATはマークシートでは測れない発話の能力を測ることができます!
E-CATは、世界の英語スピーキング教育の拡大に貢献することを目指し、米国で開発された試験です。一人でも多くの方に受験していただくことで、話せる英語の普及につながります。ぜひご受験ください。英語が話せる日本と世界のために!