自己紹介がうまくなるたった一つの方法とは?【安コーチ英語道場】

自己紹介がうまくなるたった一つの方法とは?【安コーチ英語道場】
1月 16, 2017 Ism Editor

自己紹介がうまくなるたった一つの方法とは?【安コーチ英語道場】

だれにでもできる!スピーキング入門:安コーチ英語道場

英語の勉強は鬼コーチ安コーチにまかせてください!今回は、英語で自己紹介をするコツについてお話しします。

さて、とんでもなく当たり前のことですが、英語での自己紹介が上手になるたったひとつのコツは、「いろいろなところで何回もやること」です

ペラペラは何度もやった結果 …

私は、フィリピンのセブ島で貧困層の子供たちに教育支援する国際協力ボランティア団体DAREDEMO HERO (https://daredemohero.com/)を時々訪れます。そこの子供達が日本語で自己紹介するのですが、これが、訪れるたびにメキメキ上達しているのです!

タネを明かすと、彼らのところには毎週のように異なるボランティアの日本人たちが訪れますので、そのたびに彼らは日本語で自己紹介をしているわけです。だからその部分だけを聞いていると、“ 日本語ペラペラ” というレベルになるのです。私が里親になっている子も「私の名前はチャリズです。私の夢は医者になることです。なぜなら、貧しい人たちを治してあげたいからです。よろしくお願いします!」なんて言って、とても上手いんです(なので、「この子は日本語ペラペラなのかな?」と思うと、意外にそうでもなかったりします)。

自己紹介は本当に大切です。セブに行って、フィリピンの子供たちが英語ではなく日本語で自己紹介しているのを見ると、ちょっと感動します。ですから逆に、私たちが外国の人たちに向かって一生懸命英語で自己紹介をすると、向こうも喜んでくれるはずなのです。

難しいことはありません。ゆっくり、はっきり、わかりやすくしゃべればOK です。速さに挑戦しているような人を時折見かけますが、速くしゃべる必要はありません。逆に、速すぎると、感じが悪いと思われてしまったりします。

話の展開も、最初はI like ~. I like ~. I like ~. で、I like dogs. I like forests. I like skiing. などなどなど、まずは好きなものを並べてみましょう。そうしていると、そのうちそのままでは物足りなくなりますから、それぞれに、Because … と、それを好きな理由を後ろに続けると、話が広がっていいですよね。

スピーキングテストと自己紹介

まず、面接型のスピーキングテストでも、iBT 型のスピーキングテストでも、堂々とはっきりゆっくりしゃべることが非常に重要です。そして、面接型のスピーキングテストでは、きちんと相手の目を見ながら、柔らかな表情でしゃべるようにしましょう。もう1つ非常に大事なのは、(これはあらゆるスピーキングテストにいえることなのですが)、5秒以上の長い沈黙をしないこと。これが非常に重要です。

沈黙してしまいそうになったら、Ahhh … やLet me see… やWhat I want to say is … やWell … というような、「えっと…」という意味の言葉を使ってつないでください。こればっかりを連発するのはおすすめできないのですが、とにかく沈黙を避け、うまく「つなぎ言葉」を使っていくことが大事です。そして、つなぎ言葉を出しながら、次に何を言うかを考えましょう。

あとは、面接する人も採点する人も、一度に何百人もの面接や採点をしているわけですから、ことさらあなたのことを特別視しているわけではありません。向こうからしてみれば機械的な作業でどんどんどんどん、ベルトコンベア式に受験者を流しているわけですから、1時間か2時間たったらあなたのことを完全に忘れています。ですから、テストだからといって緊張せず、リラックスして楽しみましょう。

ちなみに私が開発に参加したE-CAT というスピーキングテストの最初のPart 1 は、自己紹介がテーマです。本番では60秒で準備し(メモしてもOK)、続く60秒で自由にしゃべります。もちろん、事前に自己紹介文を作っておいて丸暗記し、本番の試験で言ってもOKです。

これは自己紹介に限ったことではないのですが、スピーキングテストというのは、それに向けて自己紹介を一生懸命作ったり、英語を話す練習をしたりする動機づけと目標になります。ただ漠然と勉強するよりも、モチベーションが上がってやる気が出ますし、学習の成果を実感できます。英語で発信する力を伸ばしたいのであれば、こういったスピーキングテストにぜひトライしてみてください!

※上記の内容は、Jリサーチ出版から発売されている「ゼロからスタート英語で話すトレーニングブック」(ディビッド・セイン、安河内哲也著)に収録されたコラムです。本の中では、トレーニングのメニューが豊富に準備されています。ぜひ、この本で練習してみてくださいね。


E-CATのスコアレポートではパート別に何点取れたかがわかります!

E-CATは、世界の英語スピーキング教育の拡大に貢献することを目指し、米国で開発された試験です。一人でも多くの方に受験していただくことで、話せる英語の普及につながります。ぜひご受験ください。英語が話せる日本と世界のために!