コロケーションを使えば単語は倍速でマスターできる!【純ジャパ英語勉強法】
純ジャパバイリンガル有子山博美の英語勉強法
「ありこやま」ではありません。「うじやま」です。コロケーションの学習法について聞いてください。
自然な英文をつくるのに欠かせない「コロケーション」とは?
コロケーションとは、「単語の自然な組み合わせ」のことです。たとえば、次のような文章を読むと、私たちは違和感を覚えるはずです。
1.靴を着る
2.帽子を履く
3.ネクタイを着る
4.カレーライスを飲む
私たちは日本語が母国語で、日本語の知識が豊富にあるため、「普通はこう言う」という組み合わせが感覚で身についていますが、英語となると話は別。まだまだ情報量が足りないため、日本語から「直訳」してしまい、ネイティブが聞くとぎこちない英語になってしまう場合があります。
たとえば「昼食をとる」と言いたい場合、take lunchと言ってしまう日本人が多いのですが、これはネイティブからすると不自然。「昼食を持っていく」という意味に取れてしまうのだそうです。この場合は、haveやeatが一般的。「なぜtakeじゃダメなの?」という疑問は、「靴を着る」じゃどうしてダメなの、と聞くのと一緒です。
コロケーションを意識してみよう
レベル3 「自分で使える」を目指す単語に関しては、ぜひコロケーションも意識してください。名詞であれば、どんな動詞や形容詞と組み合わされるのが定番なのか、注意して例文を見てみましょう。
コロケーション辞典にも、無料で使えるオンラインのものがあります。
Oxford Collocation Dictionary Online for Advanced English Learners
https://www.ozdic.com/
それでは、passion(情熱)という単語を調べてみましょう。形容詞の組み合わせとしては、次の2つが定番のようです。
・grand passion (激しい情熱)
・great passion (大いなる情熱)
all-consuming passion(すべてを費やしてしまうような情熱)という組み合わせもおもしろいですね。
動詞では、次のような組み合わせがあります。
・arouse/awaken passion (情熱を呼び覚ます)
・be filled with passion (情熱で満たされる)
前置詞では、withやbetween、forがあります。例文を見ると、使い方がよく分かります。
・with passion (情熱を持って)
・passion between A and B (AとBの間の情熱)
・passion for〜 (〜に対する情熱)
The passion between them had cooled.(彼らの間の情熱は冷めてしまった)という使えそうな例文がありました。あなたの手帳に書き込んでおきましょう。
しつこいようですが、「ありこやま」ではありません。「うじやま」でした。
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