英語の先生なのにNYでは幼稚園児以下!どうしたら英語が話せるようになったのか?
英語は体育みたいなもんです!:パン屋の英会話学校校長Leon
パン屋の英会話教室Leon、私、校長横山礼恩は10年間、塾、家庭教師などで受験生の英語を見て、Toeic(LR)の点数も900点近くある中ニューヨークへ1年間留学しました。
英語はまぁ、もう大丈夫だろう、と思っていたものです。
ところが、まさに空港についたその瞬間に悟ったのが
「全く英語がでてこない!」「全く聞こえない!」
ホテルに電話をしても英語が下手すぎるので、あちらの人は平気で電話を切ります。危うく初日からセントラルパークで泊まる羽目になるところでした。
言語が全くできない中での海外移住は拷問以外の何物でもありません。
非常にさみしい思いをしている中、あるときとても可愛い幼稚園生くらいの子供が近寄ってきました。子供っていいなぁ、なんて思っていた矢先、あちらが何かペラペラしゃべり始めた途端、何がなんだかわかりません。
偉そうに「先生」なんてやっていたのに、自分の英会話力なんか本場に来たら
「幼稚園児以下だった」
と思い知らされた瞬間です。
これでは、友達もできず、買い物すらろくにできませんから、長年落ちなかった体重もスムーズに落ちていきました。
「もう一度、英語を勉強しなおそう」
それからは、英会話学習法などの本を読み漁り、留学先での語学の授業に出て、
「どうしたら、あのニューヨーカーたちと英語で話せるようになるのか?」
ずっと探し求め続けました。
そもそも、どうして
「全く聞こえないのか?」
「全く出てこないのか?」
受験を見ていたくらいですから、英文法はまぁ、OKですし(むしろ留学先の大学の語学コースの先生より知っていたかもしれません。これは仮定法です、で済む質問に答えられない教授をみて、少し驚いたのを覚えています)、読む分にはわかるのです。
ところが、会話となると全くダメ。
つまるところ、問題は
「スピード」
にあったのです。
「反射力」
が皆無なので、そこを鍛えないことには「知識」も全くいかせず、英会話が全くできない東洋人になってしまいます。
実際の英会話では、言われたことを瞬時に理解し、言いたいことをパッと口からだす「反射力」が必要だったのです。
そして、出会ったのが「Shadowing」という音読練習方法でした。
あちらの語学校の先生に、
「ShadowingはSpeedを鍛えるための練習方法だ」
決して早口で話す練習じゃない、Reflectivity(反射力)を鍛えるトレーニングだ、と教えられ、まさにこれなのでは!と思い、ひたすら映画「ラッシュアワー3」でやり続けました。
この映画に出てくる言葉をどれくらい日常会話で使うのか?
そうも思いましたが、それよりも、あくまで「反射力」を鍛える練習、脳トレです。
愚直に続けるうちに、だんだんとニューヨーカーたちの英語が
「聞こえるように」
なってきました。それと同時に、簡単なもともと知っている単語などが徐々に
「出てくるように」
なってきたのです。
そうするうちに、ニューヨークにも友達が増え、好きな音楽を通じて地下鉄のミュージシャンらと一緒に演奏をするまでになりました。
英語はどちらかというと、体育みたいなものです。
部屋で必死に水泳の本を読んでいても泳げないのと同様、「会話」なのに、ひたすら机に向かってだまってマニアックな文法四択問題を解いたり、英文パズルみたいなのにじっくりと取り組んだり、ただ長文読解だけ(しかも学術論文みたいなもの)をやっていても永遠に「しゃべれる」ようにはならないのでした。
もっと、声にだして、終わったあとはジムにいったあとのような疲労感が顔の筋肉や脳に残るような「トレーニング」をしないといけません。
とにかく、英語を「しゃべりたかったら」1にも2にも音読練習だと思って今も実践しています。生徒さんを見ていてもこれが一番結果がでるのは間違いありません。
自習時間に黙ってやっている場合は、是非、一度「声にだす練習」を大幅に増やすことをお奨めします。
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