NYストリートミュージシャン修行を通して得た、English is just musicの法則

NYストリートミュージシャン修行を通して得た、English is just musicの法則
1月 26, 2017 Ism Editor

NYストリートミュージシャン修行を通して得た、English is just musicの法則

English is just music!:パン屋の英会話教室Leon校長

Hi folks! 秋葉原パン屋の英会話教室Leonの校長・横山礼恩です。

教室で生徒さんに無料カウンセリングをする際、必ず聞いているのが

「音楽をやっていますか?」

というもの。

いつからか気がついたのですが、何故か音楽をやっている人は比較的英語と相性が良い!ようにみえるのです。

実際、英語と音楽は非常に関連性があるように思います。

でも、自分、楽器だからなぁ、と思ったあなた。歌わないから関係ないや・・・

いやいや、実は、楽器の練習こそ、英語の学習と共通点がめちゃくちゃあるのです。

(写真)ニューヨークの地下鉄で演奏するLeon氏

Jazzのアドリブって、要は英語を話す、ということではないのか?

Jazzにかかせない要素が

「アドリブ」

こう弾いてね、というものが一切ないなか、その時の感性で好き勝手に演奏するというもの。いわゆる「Improvisation」というやつですね。

頭のなかに鳴っている音を、手や足やなんやから楽器を通して音にするわけです。

英会話だって、まさにそうではないでしょうか?

英会話うまくなりたい!という人って、要は・・・

「今、思っていることを瞬時に英語で表現」

出来ないから、悩んでいる場合がほとんど。

それって、つまるところ「アドリブ」です。

アドリブで英語がスムーズに出てきたら、どんなにか素晴らしいでしょう!

アドリブのうまい楽器奏者はどうやって上達したのか?

じゃぁ、楽器の場合、どうしたらアドリブがうまくなるのでしょうか?

多くの本当にうまいミュージシャンのほとんどが口にする練習方法はずばり

「コピー」

です。

プロのレコードやCDを聞いて、その通り真似して弾く練習です。

細部までしっかり再現しようと努力し、音源と一緒に練習するのです。

「音源の無い練習なんてありえません」

アドリブは頭の中の音を「出す」わけだから「出す」練習を沢山するのか、というとそうではなく、むしろプロの音源を「入れる」練習を沢山しているんですね。

この練習無くして、アドリブがうまくなったミュージシャンはほとんどいないのではないでしょうか?

不思議ですが、うまく「出る」ようになりたかったら、「入れる」練習を大量にするのです。

「音源と一緒に、自分の楽器を通して」

英語上級者の多くが口にすること

じゃぁ、英語は?

ずっと前ですが、同時通訳者にどうやったら日本に生まれてそんなに英語うまくなるのか、聞いてみたことがあります。

答えは

「結局、音読」

知ればしるほど、日本で生まれ育ち英語がうまくなった方たちの多くが口にするのが

「音読」

です。

shadowingなどは「音源と一緒に、自分の口や耳を駆使して」練習するわけです。

やってみて感じたのが、これってまさに「コピー」だな、ということ。

楽器がコピーでうまくなるならば、英語は「音読」でスムーズに出てくるようになる。

なんでこうなるのか?は知りませんが、どうやらこれは事実のようです。

音楽も英語もそっくりですね!

ただコピーすればいいってもんじゃない

じゃあ、ただ「コピー」していればいいのか?というとそうでもありません。

一部の天才(全く楽譜の読めない、理論もほぼ知らない、感性のみで素晴らしい演奏をする)は別ですが、アドリブの上手いミュージシャンってほぼ例外なく

「ちゃんと理論をマスターしている」

ものです。

結局、うまい人は楽譜も読めるミュージシャンのほうが多いのではないでしょうか?

つまり

「ちゃんと基礎ができている」

ただ感性にしたがって、むちゃくちゃにやっているわけではないのです。

むしろ、ここができていないから、いつまでたっても上にいけないアマチュアミュージシャンって一杯いるように思います。

NYの地下鉄で僕なんかは演奏していたわけですが、実は音楽のメッカNYにおいて、地下鉄ミュージシャンなんてのは一ランク低いんです。

こんだけ上手いし人の心をうつのに、なぜいつまでもマイナーリーグなのか?

だんだん気がついたのが、彼らは感性は素晴らしいのに

「基礎が全く欠けていた」

のです。

まさに英語もそう!

こんな人は結構います。留学などをしたので、Barで注文するとき、ちょこっと外国人に話しかけられて対応するときはそれっぽいのに、なんだかんだそれだけ。

いつまでたっても、英語がそれ以上上達できない人をよくみると大抵は

「基礎が欠けている」

のです。

「基礎がないと必ず壁にぶちあたる」

幼いころ、ピアノを習っているときによく言われましたが、これこそまさに

「英語もそう!」

一部の天才は別にして、やはり基礎がないと凡人は壁にぶつかります。

英語の場合の基礎とは「中学文法」でしょう。

ちなみに、英会話の場合の天才とは「子供」です。子供は皆、語学の天才なんです。

ということは、もう育ってしまった大人は皆、英会話においては「天才」とはいえないでしょう。

逆をいえば、中学文法をマスターしてしまうことが、大人になってからやるなら「近道」とも言えるのです。

急がば回れ、ですね。

ステージではLOVE!愛を与えろ!

さて、最後です。

理論もばっちり、コピーもばっちり、普通にうまい。

なのに、ステージの上で全然ダメなミュージシャンがいます。つまらないというのか。

特に日本人に多い。

なにがイケてないのか?

「全然、楽しそうじゃないんです」

無表情で、うつむいてじっと止まって、ひたすら弾いている。

Jazzとは二人以上いないと成り立たない音楽だそうです。

つまり、楽器を通した「コミュニケーション」なんです。

なのにこれじゃぁ、どうにもなりません。

音楽って、もっとSoulじゃないですか!Rockじゃないんですか!魂じゃないのか!!

もちろん、いくら魂があっても演奏自体がめちゃくちゃじゃそれが表現できない。だから地味な練習が必要なんですが、だからって、それはそれ、これはこれ。

ステージでは「顔でヒケ!愛を与えろ!」

一番NYで聞いた言葉が

「Love」

でした。何かとLove。ある日、地下鉄で演奏中、グラマーなお姉さんに見とれていたら言われました。ホームレスドラマーに、

「リオン!集中しろ!お前は電車を待ってるこいつらに何を与えたんだ?何も与えずにチップをもらうのか?くれるわけねーよ!リオンは何を与えられるんだよ?」

「・・・、良い演奏、とかですか?」

「No no no no, Leon… 」

そして言われたのが「Loveだ!愛なんだよ!」

「Loveを与えるために全力を尽くせ!」

英語もそうじゃないでしょうか?

間違いをびびったり、妙な遠慮をしたり、どうせ俺英語下手だし、と斜に構えたり、またはちょこっと上手いからって、ワタシ英語うまいでしょう~、なんてのはどうでも良いのです。

実際の英会話の場面は、まさにステージなわけですから、とにかくノリノリで明るく積極的に楽しそうにする、そしてやっぱり

「LOVEでしょう!」

正直、日本人の私にはLOVEというのはイマイチよく分かりませんが、しかし、この「ノリ」が大切なのではないでしょうか?

English is just music!!

1,コピー = 音読 を中心に!

2,そうはいっても、多少の基礎は大事!

3,英語を話すときは、よくわかんないけど、とにかくLOVE!

英語はロックにいきたいものです。(横山礼恩)

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