『学問のすすめ』を今一度…【えいご人の常識】
JAPANESE
When I said that the customer is always right, she was surprised.
FOREIGNER
Even if the customer is always right, isn’t that going too far?
お客様は神様だと言ったら、びっくりされた。
いくらお客様は神様だって言っても、やりすぎじゃない?
上下関係を強調する日本社会では、多くの場合顧客はサプライヤーより上に位置づけられます。特に、お客さんが大企業で、納入する業者のサイズが小さかったりする場合、顧客はかなり無理な注文も、躊躇なく要求してきます。
例えば、外資系企業で、日本の大手メーカーに部品を納入している会社があるとします。得てして、外資系企業の本社は、顧客と対等なパートナーシップを要求してきます。しかし、日本の出先は、日本の慣習に従って、納期の短縮や価格の引き下げを顧客との間で余儀なくされます。そして、その要望を本社に伝えると、「あなた方は、お客のために仕事をしているのですか、それとも我々のために働いているのですか」という文句が本社から返ってくることも多くあります。
お客様は神様ですというモットーを掲げる日本と、顧客とは平等でお互いのベネフィットを追求するパートナーだとする欧米との顧客に対する対応の違いは、外資系企業などで見られる典型的な社内摩擦の一つなのです。
この記事が好きなあなたにはこの本がオススメ
「お客様は神様」この考え方はやはり素敵だと思います。でも英語ができないばっかりにそれが発揮されないのはもったいないですよね。接客英会話を学んで、日本らしい接客を英語でも。