徒弟制度vs合理性【えいご人の常識】

徒弟制度vs合理性【えいご人の常識】
3月 12, 2017 えいごism 編集部

徒弟制度vs合理性【えいご人の常識】

JAPANESE

He quit because of job rotation.

FOREIGNER

Why do I have to clean the floor in order to become a hair and makeup artist?!

日本人:配置転換をしたら、辞められた。
外国人:ヘアメーク・アーチストになるために、なぜ床掃除しないといけないの?!

city

「型」という価値観を重視する日本人の学習法を日系企業が海外で社員教育に持ち込んで、本人の希望とは直接関係のない業務を与えることは、とんでもないトラブルの原因となります。

現在では、日本の会社で新入社員が上司の机を掃除する姿は見られなくなったようです。しかし、日本では新人研修の後、部門への配属が決まったとき、自らの望みと全く異なる部門へ配属され、しばらくしてこれまた想像もしていない部門に異動させられることはよくあるのではないでしょうか。

会社が個人のキャリアをプランしてゆく日本の社会と、個人が自らのキャリアをのばしてゆく過程で、その目的にかなった会社に帰属するアメリカなど多くの国との違いが、こうした人事制度の違いとなって現れます。

よく日本ではヘアサロンなどで、新人が常にシャンプーだけを担当させられたり、時には床掃除だけを命じられたりしています。徒弟制度の現在版ですね。この考え方は、ある意味で基礎をみっちりと学習する効果はあるでしょう。しかし、短い期間に時間を合理的に使って学習しようとする欧米などの国の人から見ると、これにはなかなか耐えられません。

こうした意識の違いが、海外に進出した日本企業などでの高い離職率などにつながってしまうのです。


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