ボスの様子はうかがうな!【えいご人の常識】
JAPANESE
When I glanced at my boss, I heard sighs around me.
FOREIGNER
Either that guy has no confidence, or he’s always checking his boss’s mood.
日本人:ボスの目を見てたら、周りからため息が聞こえてきた。
外国人:自信がないのか、あいついつもボスのご機嫌をうかがっているよ。
会議などの席で、日本人は社外の人間を前にして、何か自分の意見を言うときに、同僚や上司と目配せをして話しだす癖があります。それは、事前に打ち合わせていたことをもとに、同僚と確認をしながら、相手に話そうとするために行う信号のやりとりのようなものでしょう。
集団で決裁し、和を保つために個人ベースで突出した意見を表明することを控えがちな日本社会では、常に社内やグループ内でのコンセンサスを確認することが要求されます。個人のパフォーマンスを重視する欧米人が日本人のこうした行為を見ると、自立していないか、自信のない行為のように誤解してしまうのです。
会議などで、欧米からやってきた外国人がたたみかけるように日本側にアイディアや意見を表明し、日本人はただじっと黙っていたり、曖昧な返事をしたりすることがよくあります。そんなとき、日本人同士で無意識に目配せし合ったりすると、欧米から来た人は、何か自分たちが疎まれているのではというような誤解を与えてしまいます。
こうしたちょっとした行為が、相手に不信感を与えるのは不幸なことです。でも、その背景には、決裁方法やビジネスの進め方に関する異文化間での常識の違いが潜んでいるわけです。
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