あなたの建前。外国人にはこう思われています!!【えいご人の常識】
JAPANESE
I was just using polite rhetoric, but they thought it was my real feeling.
FOREIGNER
How come she always complains afterward?
日本人:建前で話したら、それを本気にされた。
外国人:いつもどうして後で文句を言ってくるの?
「場」を選んでコミュニケーションする目的は、より個人的な関係の中で、相手と本音で意見交換することにあります。
人の本心を示す「本音」と外交辞令や公でのスタンスを示す「建前」は、日本人のコミュニケーショ ンスタイルを理解する上で、重要な概念です。日本人は、場と相手によって、本音と建前を微妙に使い分け、意見交換をします。それは全ての人と「和」を保つためのテクニックであり、人とストレスなく円滑に交流するためのノウハウなのです。
本音と建前に関する外資系企業の話です。日本の担当者がいろいろと細かい注文やクレームばかり本社に言うので、本社の担当者が気になって日本にやってきました。顧客に会って、そのニーズを聞こうとしたのです。
ところが、いざ顧客に会って見ると、あたかも何も問題がないかのごとく、ニコニコと応対され、問題ないですよ、ありがとうと言うのです。本社から来た担当者は戸惑うばかり。日本の営業員はなぜあんなに文句ばかり言ったのだろうと、不思議に思ったのでした。
この場合、日本人の営業員と顧客とは「本音」で情報交換し、日本人の顧客は本社からの担当者に「建前」で応対したわけです。本音を交せる「内」と建前で動く「外」の状況(次項を参照)が微妙に交錯した日本ならではのコミュニケーションスタイルといえましょう。
もし、外国から来た担当者が、顧客と夕食でも共にして、一緒にお酒でも飲めば、少しは本音を聞き出せたかもしれません。そんなオリエンテーションを日本人の営業員が行って、さらに顧客とのそうした場の設定をしておくことは、とても大切なことなのです。
そして、せめて営業員と顧客との本音での会話に、海外からの担当者をいれてあげたいものですね。
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