Who knows? といえば、気軽に相手の意見に対抗できる【たった一言の英会話:第6回】
そんな簡単に人は変わらない
英語では、自分の意見をはっきりいえ、とよくいわれます。
特に意見が異なるときは、ちゃんとその旨を相手に伝えよ、ともいわれます。
でも、生まれたときから、人の気持ちを考え、他の人との和を大切にと教え込まれてきた日本人には、そうはいわれても、心理的に「私はあなたの考えには反対です」などとは面と向かってはいえないものです。
そんなときはこれ!
しかし、英語表現の中には、はっきりNo といわずに、うまく相手と異なる意見を述べることができるのです。
その一例が、Who knows? という表現です。
例えば、ある人が、
Tokyo is safe. I don’t think you will have a problem.
(東京は安全だから、何も面倒なことはないと思うよ)
と誰かが言ったとします。
これに反対意見があれば、
I don’t think so. といえばいいのですが、それは直接すぎますよね。
そこで、Who knows? です。
つまり、「そうともいえないよ」と、マイルドに相手の意見に反対するわけです。
ただ、Who knows? といったあと、反対した理由を明快に語るに足る事例をつけることが大切です。
I think this project is perfect. Don’t worry.
(この計画は完璧だよ。心配するなって)
Who knows? For example, there is a proverb saying even monkeys fall from trees.
(わかったもんじゃないよ。猿も木から落ちるって諺があるじゃないか)
このように、Who knows? という表現は、カジュアルに、しかも気軽に相手の意見に対応できます。
英語で話すときは、自分の考えや意見を明快にするべきというのは確かに事実です。
でも、だからといって、いつも強い言葉で No と言ってばかりというのは余りおすすめではありません。
こうした、簡単で洒脱な表現をちょっと覚えておけば、相手と楽しく話しながら、異なる意見を主張できるというわけです。
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「”ちょっと”いいですか?」「”少し”心配なのが…」日本人ならこれが本当にちょっとではないことがわかると思います。しかし、外国はこの表現をどう思っているのでしょうか。文化の違いからくる誤解。英語を話す今だからこそ、英語のこころも学んでみませんか。