Well…で間を空け、注目を集めよう【たった一言の英会話:第5回】

Well…で間を空け、注目を集めよう【たった一言の英会話:第5回】
2月 3, 2017 山久瀬洋二

Well…で間を空け、注目を集めよう【たった一言の英会話:第5回】

文化の違いを理解しよう

相手が何か意見してきたとして、あなたはそれに堂々と英語で反論ができますか?

日本人は文化的に、反対意見をストレートに言う事が苦手な国民だといわれます。以前に別の機会に触れましたが、「私の意見はちょっと違うんです」などと、わざわざ「ちょっと」という一言をいれたりして、敢えて相手との「和」を保ちながら自分の意見を表明しようとしてしまいます。

しかし、英語ではストレートに自らの意見を表明することが大切です。もって回った言い方や、相手を気にしすぎた対応は、英語の世界では相手に不信感を与えかねません。
Business is business. つまり、業務や公での対応は、個人の感情と切り離して表現しても構わないという不文律があることを知っておくべきです。

大事なのは「間」

それでは、はっきりと反対意見をいうときにはどのようにすればいいのでしょうか。

そんな時に役立つのが、Well (そうですね)、という一言を表明し、ちょっと間をおいて話しだすテクニックです。
Well… let me tell you my thought.
などと、言って前置きをしてから自分の考えを表明すれば、よりストレスなく意思を伝えることができるはずです。
おどおどとしながら、
I think I have a little bit different opinion.
などというのではなく、しかも意見が違うのですから a little bit などといわずに、
Well… I have a thought that is different from yours.
などという風にちゃんと表明してみるのです。

「和」を保ちたいのなら、もって回った表現より、意見を言ってくれた人への感謝の気持ちを忘れないことをおすすめします。つまり、

Thank you for your feedback. (フィードバックをありがとう)

などといって、ちゃんと謝意を示し、相手を尊重する気持ちを表し、あとはしっかり自らの意見を述べればいいのです。


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「和をもって貴しとなす」聖徳太子の憲法十七条に書かれている言葉です。はるか昔から日本には和という文化が根付いています。グローバル化が進んでもここだけは変えてはいけない気がします。その誇るべき日本の精神をより多くの人に知っていただきましょう。