英語の名詞は冠詞”a” “the”のあるなしで表現の幅が広がる! かんたんに可算名詞と不可算名詞を見分ける方法
冠詞あるなしで表現の幅が広がる!
前回に引き続き、今回も英語の基礎文法「名詞」です。
前回は「冠詞 “a” と “the” の使い分け」をご紹介しました。
今回は、”a”や”the”をつける加算名詞と、”a”や”the”をつけない不可算名詞の違いをわかりやすくご紹介します。
さて、
加算名詞なのに”a”や”the”をつけない場合どんなニュアンスになるのでしょうか?
かんたんに言うと、不可算名詞のイメージになります。
可算名詞と不可算名詞の違いは「個数」と「量」
「それはどのくらいある?」と聞かれた時に、「個数」で答えるものは可算名詞、「量、大きさ、重さ」で答えるものは不可算名詞です。
簡単ですね!
また、固有名詞も不可算名詞です。
それは何個?=可算名詞
“How many?”
それはどのくらい(の量、大きさ、重さ)?=不可算名詞
“How much?”
もう少し理解を深めておきましょう。
量や大きさ、重さで答えるものとは、全体的に固定の形がなかったりして曖昧で流動的なもの、バラバラに分かれたりくっついたりして変化するものです。
液体(水、コーヒー、ビール)
気体(空気、ガス、風)
材料(バター、野菜、木材)
概念(感情、時間)
総称(お金、家具、仕事、自然)
英単語の例
music, art, love, happiness
advice, information, news
furniture, luggage
rice, sugar, butter, water
electricity, gas, power
money, currency
つまり、
可算名詞なのに冠詞をつけなかった場合、このような、量や大きさで考える種類のものに感じます。
例えば、
・犬や猫など「動物」は、切り分けることのできる食材。
・「知り合いの女性」についての話のつもりが、冠詞が抜けると「女」という性別を持つ人全体のこと。
逆に、不可算名詞に冠詞をつけると意味が変わるものもあります。
例えば
water= お水
a water=水彩画
work=仕事
a work=作品
paper=紙
a paper=論文
このように、ただの名詞も冠詞のあるなしで表現を変えることができます。
実際に会話をする時にさらりと使い分けられるようになったらカッコいいですね。
それではまた!