挫折病のアナタ!有子山先生に診てもらいなさい!【純ジャパ英語勉強法】
純ジャパバイリンガル有子山博美の英語勉強法
「ありこやま」ではありません。「うじやま」です。どうしても挫折してしまうあなた、もっと話を聞いてください。
残り日数や達成度を視覚化せよ
残り日数や達成度を視覚化し、常に意識することは、目標達成には欠かせません。緊張感を保ち、モチベーションを維持することができます。
たとえば資格試験やイベントがあるなら、その本番を「ゴール」に設定し、その日までの予定を大まかに書き込みます。問題集や単語集を「○ページやる」といった細かい予定を書き込むのではなく、「この日までにこの問題集を終わらせる」というざっくりした予定を書くのがおすすめ。
一日の終わりに、その日の予定を達成できたと思ったら○(できなかったら×)を書き込んだり、マスを塗りつぶしたり、チェックマークを付けたり、シールを貼ったり、スタンプを押したり。印を付けて視覚化することで、がんばっていれば達成感になりますし、怠けていれば「これはまずい」と焦ります。とても単純なやり方なのですが、私にはとても効きました。何日もブランク(空白)が続くと、いたたまれない気持ちになるのです。習慣化したい行動が2、3個あるときは、達成できた数だけ○×やチェックを付けてくださいね。
スマホを使って学習記録
スマホを使っている方なら、「Daily Deeds」というアプリもおすすめです。習慣化したい行動を登録しておくと、その数を示す数字が赤く表示されます。達成した項目にチェックを入れると数字が減っていき、すべてクリアすると消える仕組みです。
一つ達成する度にアプリを開き、その項目にチェックを入れます。各項目の右にある○>をタップすると、その月の達成度が一覧できます。
チェックを入れないと、アプリのアイコンにいつまでも数字が表示されたままなので、お尻を叩かれているような気分になります。
また、予定を登録すると「残り日数」を表示してくれるアプリ「Count It!」もおすすめ。とても単純なアプリですが、ふと気になったときに残り日数を確認できるのは予想以上に便利でした。
やはり期日や行動を「視覚化」して「意識」することが、目標達成の秘訣ですね。
ご褒美を設定する。
経験上、「問題集を○ページ」「単語を○個」といった細かい目標を日ごとに設定すると、がんじがらめにされ、身動きが取れなくなり、挫折してしまう……ということが多いです。
体調の悪い日や、急に残業や飲み会の予定が入る日もあり、なかなか予測したとおりにはいかないもの。目標が達成できないと、翌日にずれ込み、そのまた翌日に影響し……という具合に、後々まで響いてしまうことが多々あります。
そこで、具体的な学習量は日ごとではなく週ごとに決めることをおすすめします。
たとえば、一冊の問題集を2カ月で終わらせたいとしましょう。その問題集のページ数を2カ月分の週数で割り、ウイークリーの右側のページに書き込みます。この週で終わらせたい目標を箇条書きしましょう。
予備日を設けよう
また、毎週1日は予備日を設けるのもポイント。
たとえば日曜日は何も予定を入れないようにして、土曜日までに達成できなければその分を取り戻す日、土曜日までにすべて終わっていればご褒美の日にするのです。
スケジュールを立てたら一度やってみて、「あまりにキツイ!」と思った場合はすみやかにハードルを下げましょう。挫折するくらいなら、ハードルを下げて完走することが重要です。目標を立てるときというのはたいていやる気満々で、つい欲張って詰め込みがち。「これを達成できたらすごいことになるぞ」とワクワクしながら、ちょっと背伸びをしてしまいます。
1週目でキツイと感じたら、翌週以降からは臨機応変に分量を調節しましょう。短距離走ではなく長距離走のイメージでペース配分してくださいね。
また、「目の前にニンジンをぶら下げる」のも目標達成の秘訣です。「アメとムチ」という言葉がありますが、私は断然「アメ派」です。「達成できなかったら××」とペナルティを課すのではなく、達成できたときは思い切り自分を甘やかしましょう。ただでさえ忙しい毎日の中、時間を割いて英語の勉強を継続することは、それ自体すごいことなのです。ご褒美といっても、赤字になるほどお金をかける必要はありません。週ごとのご褒美なら、ケーキ、カフェご飯、映画鑑賞、日帰り温泉などで十分モチベーションが上がるのではないでしょうか。
資格試験や英語でのスピーチ、プレゼン、海外出張など、何か大きなイベントをこなしたときは、アロママッサージやヘアエステ、ちょっと高級なディナー、プチ旅行、服やバッグ、くらい奮発してもいいでしょう。ぜひこれらの目標を目につくところに書き込み、やる気をアップしてください。
週ごとのご褒美はウイークリーに、イベントごとのご褒美はイヤープランナーに書き込むといいでしょう。
しつこいようですが、「ありこやま」ではなくて「うじやま」でした。
E-CATでは受験者が復習に自分の解答を聞くことができます!
E-CATは、世界の英語スピーキング教育の拡大に貢献することを目指し、米国で開発された試験です。一人でも多くの方に受験していただくことで、話せる英語の普及につながります。ぜひご受験ください。英語が話せる日本と世界のために!