名文を学べば、英語センスが倍増する!【純ジャパ英語勉強法】
純ジャパバイリンガル有子山博美の英語勉強法
「ありこやま」ではありません。「うじやま」です。名言を使って英語を学ぶ方法について聞いてください。
名セリフは英語センスを磨いてくれる!
「名文」といわれるものを積極的に取り入れることで、よりセンスが磨かれます。
語彙やフレーズのインプットは食事と同じです。ジャンクフードや化学調味料たっぷりの食事は、お腹は膨れるけれど不健康ですし、だんだん味覚がマヒしてしまいます。
逆に、素材の味を活かした、シンプルでおいしい料理を食べ続けていると、体調が良くなり、味覚も鋭くなります。センスが磨かれれば、味の良し悪しが分かるようになるため、自分でもおいしい料理がつくれるようになります。つまり、英語に置き換えると、英語の名文をたくさんインプットすることで、フレーズの良し悪しが分かるようになり、自分でも英語らしい素敵な文をつくれるようになる、ということです。
ぜひ、たくさんの名言・名ゼリフに触れてみてください。心を動かされたり、勇気づけられたりするものが多いので、心の栄養にもなりますし、何より英語で感動できる自分が嬉しくもありますよね。お気に入りのフレーズは自分の座右の銘としてもいいですし、会話で使えば相手を励ますことだってできます。
無駄がなくシンプルで、洗練されている
名言・名ゼリフは、韻を踏んでいたり、比較や対比の構文になっていたり、語呂が良く、英語ならではのリズムを楽しめるものが多いのです。ネイティブによって練りに練られたセリフや、思いの込められたフレーズ、長年多くの人に愛されてきた名言というのは、無駄がなくシンプルで、洗練されています。
また、例文を丸ごと覚えることで、そこに含まれる単語もいつの間にか覚えられるというメリットがあります。
私は海外経験がほとんどなく、現在は育児にも追われていて、なかなか自由な時間が取れない身ですが、生活の中にできる限りたくさんナマの英語を取り入れることで、英語力は以前よりも確実にアップしているのを実感しています。
実は、私の英語学習における最終目標は、「英検○級を取りたい」とか「○○の仕事がしたい」という現実的なものではなく(もちろん、こういったものも小目標としては設定していますが)、「ネイティブと対等に話ができるようになりたい!」「日本語と同じくらい自由に操れるようになりたい!」というものなんです。
もちろん、「ひょっとしたら一生かかっても無理かも……?」という思いはあります。でも、目標をありえないほど高く設定し(ワクワクするような目標を!)、それに向かって努力することで、たとえそれ自体は叶わなかったとしても、「TOEICで900点以上取りたい」とか、「好きな洋画を字幕なしで楽しめるようになりたい」といった小目標は、いつの間にか達成されていたりするものです。
もしあなたが、TOEICスコアや資格試験の合否にとらわれて焦ったり、英語が嫌いになりそうになったときは、一度「より大きな目標」に目を向けてみてください。英語を別の角度から眺め、あらゆる手段で「英語力そのものを高める」努力をすることで、必ずブレイクスルーを起こせます。
これもまた、英語学習にも当てはまりますよね。「間違いを恐れずどんどん話す(英語を使う)勇気のある人のみ、英語を身につけることができる」「間違えた分だけ成長できる」と言い換えることができそうです。ちょっと大げさでしょうか?
しつこいようですが、「ありこやま」ではなくて「うじやま」でした。
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