英会話独学上達法〜スピーキング編〜

英会話独学上達法〜スピーキング編〜
5月 30, 2017 Rikka

英会話独学上達法〜スピーキング編〜

英会話独学マスター第2回は、スパルタ回です。

▷▷▷第1回目▷▷▷英会話独学上達法〜レベル別上達法編〜

英語を話せないのはマインドがどうたらとよく聞きます。

が、しかし!

結局、英語だろうが日本語だろうが、とっさに言いたいことが言えないのは、
話す練習が圧倒的に足りないからです。

シャイだろうが、間違うのが怖かろうが、声が小さかろうが、発音と文法と単語とフレーズの知識があるのなら、とことん話す練習をすれば話せるようになります。

逆に、どんなに豪胆で、間違うことが少しも怖くなくて、声が大きくても、話す練習をしてないなら話せません。(私です)

ピアノについての知識はあっても、練習しなかったら弾けません。
ダンスの動画を何度見たとしても、練習しなかったら踊れません。

それと同じです。

英語(外国語)のスピーキングトレーニングの要素は3つ+αです。(と、わたしは思ってます)

1,脳に英語専用の回路を作り、強化する
頭の中から日本語を締め出す基礎訓練です。

2,口にしたことのある英語の文章を増やす
言ったことがない言葉や文章は、日本語であっても言いにくいものです。

3,発音、イントネーションをきれいにする
カタカナ英語、日本語発音、日本語イントネーションだと、全くわかってもらえないことがあります。最悪、相手にとって失礼にあたる別の言葉に勘違いされることもあります。文法も単語もあっているのに発音が悪くて相手が理解してもらえないのはもったいないことなのです。

+α,表情、ジェスチャーでニュアンスを表現する
これは言いたいことをさらにわかりやすくする飾りつけ部分ですが、この練習をするのとしないのではかなり相手への伝わり度が違います。

では具体的なトレーニング方法をご紹介します。


1,脳に英語専用の回路を作り、強化する


英語スピーキング

頭の中から日本語を締め出す基礎訓練です。

ポイント
考える時間を自分に与ない。

この訓練は、英語で質問を聞き、英語で答えるという方法を使います。

質問に対し、間を空けずに即座に回答します。

質問されて、「あ〜、え〜」と考えてしまう人がいますが、それだと訓練になりません。
瞬時に英語で答えようとすることで、日本語が遮断できます。それを繰り返すとイメージや感覚が英語に直結し、英語でさくさく言いたいことが言えるようになります。

英語専用回路の作り方を3つご紹介します。

1-1、写真で Quick response!

英語ネイティブの先生と一緒に英語即座に発する練習です。

写真を用意します。
<例>
英語とシロクマ

①先生が写真の一部に対する主語を指定します。

Teacher

He!





②その主語を使って瞬時に完結した文章を言います。

英会話学校の生徒

He looking for his lunch.





③先生が正しい発音と文法で言い直し、間違えないで言えるようになるまで繰り返します。

Teacher

He’s looking for his lunch.




英会話学校の生徒

He’s looking for his lunch.





少しでも間が空いたら、先生は次の主語に移ります。

これを、疲労で頭がぼんやりするくらいになるまで休みなく続けます。

この練習の時、「〜って英語でなんて言うんだっけ?」と考えてはだめです。
知識学習は一人で机に向かってやりましょう。

一人でもできますが、日本語で考えないようにするための時間的プレッシャーを自分で自分に課すのは難しいので、初めは先生にお願いしましょう。

お願いする先生もしっかりスパルタでやってくれる人を選ぶ必要があります。
のんびりとしていたり、途中で解説を入れたり、「この写真は何をしていると思う?」など、考えさせる質問をする先生だと訓練の効果が出にくくなります。
日本語で思考する隙を与えず、瞬時に英語を発する重要性を知っている先生にお願いすることをおすすめします。

「早く! もっと早く!」 と、プレッシャーをかけてもらい、主語、文章、主語、文章、と次々にテキパキと進めてもらいましょう。

この練習はイングリッシュブートキャンプで受けられます。

1-2,英単語ゲームで Quick response!

相手に英単語を当ててもらうゲームです。基本2人でやります。(4,5人くらいでもできます)

①英単語の書いてあるカードをたくさん用意します。
②カードを引いて、その単語の意味や使うシチュエーションなどを英語で説明します。
③30秒以内に相手が当てることができたら成功です。

ちなみに、似たようなことをしているのがこちらの動画。
個人的には非常に面白いです。
(なぜなら、私はBenedict Cumberbatchがめちゃくちゃ好きだからです)

1-3,質問に Quick response!

動画を使って質問に答えるという訓練です。

この動画では、英語の質問の後に回答の例文が流れます。

質問と例文の間には一瞬の間があります。
例文が流れる前に回答を始められれば成功です。(文章全て言い終わらなくてもかまいません)

文字が表示されますが、
文字は見ずに音声だけ聞きましょう。
でないと、間に合いません。

かなりハードですが、このくらいのスピードで瞬時に英語を発せるようになると会話が非常に楽になります。


2,口にしたことのある英語の文章を増やしまくる


英語スピーキング

言ったことがない言葉や文章は、日本語であっても言いにくいものです。

練習方法を二つご紹介します。

2-1,英語Q&A動画で会話の練習

さきほどの「1-3,質問にQuick response!」と似ていますが、違うのは、少し考えてもいいということと、しっかり文章を完結させることです。
また、質問につき30秒間以上喋り続けるようにすると効果的です。


とにかく何も考えず答えまくります。ちょっと音声が怖い。


誰かの回答が流れますが、気にせず被せて答えまくります。

質問を聴いたら一時停止にして、30秒〜1分話し続けるという方法も効果的です。

他にも、たくさんスピーキング練習用の動画があるので、どんどん視聴して自分が話しやすいものを選んでください。

ちなみに私は、エマストーンのこの動画を使って勝手に映画スター気分で答えていました。

他にもたくさんのセレブの動画があるので、セレブ好きにはおすすめです。

ザ・1人インタビュー

インタビューを受けているシチュエーションをイメージして、話の内容を録音する方法です。

テーマを決めて1人で話します。時間に制限を設けて録音(動画撮影)しましょう。
最初の目安は10分。慣れてきたらどんどん時間を伸ばしていきます。

映画のこと、今日の出来事、本の感想、料理のレシピ、社会問題への意見などなんでもいいです。
英語の表現がわからない部分は日本語になってもかまいません。ただし、インタビュアーはあくまで英語でないと話がわからない人だということをしっかり意識しましょう。

表現や文法が合っているか心配な部分は、後日英語の先生にしっかり確認しましょう。


3,発音、イントネーションをきれいにする


カタカナ英語、日本語発音、日本語イントネーションだと、全くわかってもらえないことがあります。
最悪、相手にとって失礼にあたる別の言葉に勘違いされることもあります。
文法も単語もあっているのに発音が悪くて相手が理解してもらえないのはもったいないことなのです。

練習方法を一つ紹介します。

英語ものまね

ものまねタレントになったつもりで、英語音声を完全にまねする方法です。

①自分の英語を聞く
まず初めに、自分で自分の英語を聴き、どの程度ネイティブの英語と違うのか自覚する必要があります。
スピーキング練習中や、誰かと英語で話している最中などなんでもいいので、録音してしっかり聴き直してください。

②英語音声のモノマネをする
あとは地道に英語ネイティブの音声に続けて真似して復唱するだけです。
一文毎に、音声と全く同じように言えるまでひたすら復唱します。
これも録音して、音声と全く同じように言えているかを確認しながらやると、効果絶大です。ぜひお試しください。

音声は英語ネイティブのものであればなんでもいいです。
ご存知の通り地域によって訛りや発音が異なりますし、言い回しにも、上品なものや下品なものなど様々あります。
英語を話す自分が相手にどのように見られたいかをしっかり考えて音声を選びましょう。

(私はイギリス英語が大好きで、知的な話し方を身につけたいので、エマワトソンの音声で練習をしています)

③できているかチェック
そして、仕上げはネイティブチェックです。
英語の先生に発音とイントネーションが正しくできているか確認してもらいましょう。
もしくは、iPhoneのSiriでもいいです。

ちなみに私は発音チェックによく携帯の音声入力機能を使います。
特にSiriは時間制限がシビアで、しかもちゃんと言えていないと “I’m not sure.” などと返答されるので、なんかすごくショックを受けます。
おすすめ。

蛇足ですが、これがうまくできるようになると、実際の英語での会話の最中に知らない単語や、聞き取りにくい言い回しをされた場合、辞書アプリで音声入力検索ができるので便利です。(私は英語のスペルが覚えられないので、必然的にこのスキルを身につけました)


+α,表情、ジェスチャーでニュアンスを表現する。


これは言いたいことをさらにわかりやすくする飾りつけ部分ですが、この練習をするのとしないのではかなり相手への伝わり度が違います。

情報が多くなればなるほどわかりやすくなります。
こちらの動画で、英語っぽいジェスチャーが紹介されています。

彼女自身も、表情やイントネーションの表現が豊かなので、とてもわかりやすいですね!


まとめ


英語で自分の言いたいことがスラスラ言えて、相手の話もわかって、日本語のように使いこなせるようになるためには様々な要素が関わってきます。

スピーキングのトレーニングはその一片に過ぎません。
どのパーツもとても重要です。
まとまった時間を使ってしっかり練習すると、英語がもっと楽しくなりますし、楽になりますよね。

次回は最終回、苦手だと感じる人の多い、リスニングの訓練方法です。

ではまた!

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