学校全体で活動型授業に取り組む麹町学園女子:堀美加先生

この学校の英語の授業の特徴は、とにかく先生ではなく生徒の口が動いていることだ。先生達は皆、簡単なクラスルームイングリッシュを使ってテキパキと指示を出す。また、デジタル教科書のネイティブ音声を使いこなしている。そんな学校の英語科を率いているのが、主任の堀美加先生だ。

ガッツポーズで英語科と生徒を引っ張る堀先生

教室には先生ではなく生徒の英語が響いている

生徒たちは英語を声に出して読んだり、内容を書き取ったり、ペアになって意見を交換したりと、とにかく忙しい。しかし、皆笑顔で楽しそうに活動に励んでいる。

【堀美加先生の LR インプットトレーニングメニュー】

英単語リピーティング

本文リピート音読

サイトラペアワーク

穴埋め音読

スピードリスニング

オーバーラッピング

スピード音読

※それぞれの活動の後に理解度の自己評価が伴う。

素材のレベルが高すぎると活動が減る

高校では、3学年ともに、三省堂のMy Wayを使っている。中級レベルの教科書だ。もうワンランク上のCrownを採用する学校が多い中、中級レベルのMy Wayを使用している理由を聞いてみた。

「教科書のレベルが高すぎるのが、多くの学校で、コミュニケーション英語が、その名前に反して、単なる読解の講義になってしまっている理由だと考えます。コミ英の授業はあくまでも4技能を統合した言語活動の時間です。学校の生徒にとって適切なレベルと量の読解素材を使い、読解以外の技能へと発展させていく余裕を作ることが、本校では重要だと考えているのです。」

また、生徒達は全員、My Wayの重要単語が例文とともに収録された準拠単語集を持っている。さらに、全文和訳やサイトトランスレーションシートなども配布されており、ノート作りではなく活動に集中できる環境作りがなされている。

「教科書と単語集が連動しているのでムダがありません。授業での活動時間を確保するために、印刷物ですむことは印刷物で済ませます。」

【今回の英文のテーマ】

言語の変化と多様性

→スピーキングのテーマ:What Katakana word (borrowed word) do you like and why?

読解とリスニングの活動の後は、スピーキングの活動だ。教科書のテーマに沿ったトピックが与えられ、それに従って生徒達がペアワークを行う。生徒達は、恥ずかしそうにしながらも、互いに自分の意見を述べ合っている。Assertion(主張)Reason(理由)Evidence / Example(証拠・例)の順に意見をまとめて述べる練習をする。

宿題は、そのようにして固めた自分の意見をエッセイとして80ワード以上の英語でまとめてくることである。生徒達には、事前にCEFRに準拠した観点別ルーブリックが配布されており、採点もそのルーブリックに従って行われる。

定期試験の範囲が累積

指導と評価の一体化をどう達成しているのかに関しての質問をしてみた。

「本校の定期試験は、全学年4技能を均等に測定するKEPT (Kojimachi English Proficiency Test) という統一試験になっています。教科書の内容以外からは一切出題しません。また、日本語を書く問題はありません。範囲は年間を通じて増え続けます。既習範囲を忘れては意味がないですから。」

麹町学園女子は、東洋大学とも提携関係を結び、新たなコースを設置した。ここでは、大学受験に一切とらわれないコミュニケーション中心の英語教育が行われる。

私学女子校受難の時代、堀美加先生を中心とする麹町学園の取り組みに注目が集まりそうだ。


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