”察してくれよ…”はやめよう!【えいご人の常識】

”察してくれよ…”はやめよう!【えいご人の常識】
2月 27, 2017 えいごism 編集部

”察してくれよ…”はやめよう!【えいご人の常識】

JAPANESE

I tried to refuse indirectly by saying it was difficult, but they didn’t get it.

FOREIGNER

When Japanese people say it’s difficult, is it really “difficult”?

日本人:難しいって言って暗に断ろうとしたら、うまくいかなかった。
外国人:日本人が難しいと言うときは、本当に「難しいの」?

婉曲とは、はっきりと意見を言わずに、間接的、あるいは感情を抑制して相手に考え方を伝えることを意味する言葉です。

例えば、日本人は何か提案を受けた場合、よく「難しいですね」という風に相手に応答します。ほとんどの場合、その意味するところはノーです。すなわち、相手に失礼にならないように、婉曲に断っているのです。しかし、海外の人が言葉通りそれを受け取れば、「難しいのはわかる。だから何が難しくて、どのように克服すればいいのだろうか」ということになってしまいます。

日本人には日本人の間だけで通じるあうんの呼吸があって、難しいと言えば、そのときの表情や雰囲気、あるいは日本人独特のジェスチャーで、拒絶を察することができますが、異文化環境では、それは通じません。

また、物事を前向きに考えることに積極的な国民性を持つ人の場合、最初にいきなり難しいと言われるとがっかりしてしまうことも多々あります。むしろ、提案を活かしてゆくためにはどのような条件が必要かという対応で、それゆえにこのままではノーであるという風に答えた方がよい場合もあるのです。


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